toripiyotan

何回もおなじこと喋る

今こうして1日を終えて、星空の下で瞼を閉じる。みんな静まり返って、端から砂の城のようにすっかり滑り落ちて、翌朝にはまあたらしい世界が日の光と共にあればいい。今ここにあるものは1日だけの悪い冗談で、目を覚ました時には横たえた体の下は瓦礫ではなく草むらで、いつ崩壊するかわからないコンクリート塊ではなくさらさらと揺れる木陰が日差しから守ってくれている。ここはどこなんだろう。本当に僕の生まれた場所なのだろうか。生き延びるためにどうにかしないといけない。でも僕の両手には何もない。胃の腑をねじるような音を立てながら降ってくるものが大地に突き刺さるたび、僕たちは少しずつ縮んでいく。空気に縋るように日に何十回も神様の名を叫ぶのではなく、オレンジの恵みに感謝を捧げたい。僕が夢に追いつく前に早く悪夢が覚めますように。僕はもう頭を抱えて怯えることはしない。それにはあまりに疲れすぎている。骨だけになりながら石を集めて蓄える。必要なその日に火をつけるために。