toripiyotan

何回もおなじこと喋る

パクチー観察日記セカンドシーズン

発芽という一大イベントをほぼ終えたベランダのパクチーたちのその後は、ひょろひょろの小さな芽が枯れたりしながらもなんとか本葉を出して生き延びている。しかしながら発芽があまりに楽しすぎたため、観察日記に書くこともあまりない。

 

種まきから37日目

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双葉と本葉で全く姿が違う。不思議だ。葉を撫でると既になにやら甘い香りがしている。しかしパクチーを育てたことどころかフレッシュなものに触れたこともないわたしは(ファーストシーズン参照)これがパクチーの香りなのかそれとも隣家から漂うごはんの香りなのか判断がつかない。

 

種まきから42日目

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本葉組が増えてきた。ちょっとひょろひょろと伸びてしまっていて頼りない。日照不足かもしれない。特に夜は肌寒い日が多いので窓の内側に入れたり外に出したり調節していた。寒さよりも暖かいほうを好む植物だと思うから、多分。

 

種まきから48日目

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素晴らしいふさふさ!そろそろこの小さなポットが手狭になってきた。水やり不足による恐怖体験(ファーストシーズン参照)から二度と乾燥させてなるものかと気をつけていた甲斐があったようだ。まだ茎がなよなよとしていて心配だが、あまりに密なのでそろそろ植え替えが必要。

 

種まきから53日目の本日

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もうほとんど双葉が見えない。ところでこの葉の白いドットはなんなのだろう。おしゃれ?夕方だけど大きな鉢を買ってきたので引っ越ししましょうね。

 

これまでベランダで植える植物の土については特にこだわりもなく気にしていなかったのだが、先日ベランダ栽培のセロリを摘んで食べたところわたしの大胆かつ繊細な胃が気持ち悪くなったのと環境配慮の面からもできるだけ化学肥料を使っていない土を買うことにした。

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本日ホムセンで入手のこれ。グッデイとは九州のスタンダードホムセン。

ちなみに人間たちの活動によって気候が変化していて危ないなど言われるようになって久しいが、地球システムの健全性という観点から評価されているプラネタリーバウンダリー(臨界点)によると地球温暖化を抑えてリンと窒素の循環は既にずば抜けて高リスクとなっているらしい。リンと窒素は身近なところだと農業用化学肥料として使われている。かつては緑の革命など我々の食糧危機を支えてきた化学肥料だがわたしが使うのはベランダ作物に対して程度だしできれば環境汚染が少ないと思われる方を選びたい。虫発生の心配などもあったし何より量が多すぎる(1Lくらいしか使わない)けれど、悩んだ末に有機肥料配合のものを買った。よくよく見てみると環境に優しい素材です!と書いてあっても遅効性肥料(化成肥料)配合と小さく書いてあったりするので、内容を読んでみることが大切。これは保険の契約時にも言えることだ。

 

わたしがベランダで植え替えている間、小さめの蜘蛛さんが巣の張り替え作業をしていた。わたしの頭がぶつからないところであれば共住は歓迎である。蜘蛛は自分で自分のチルスポット兼・罠をDIYするのでとても生活力が高いななどと感心した。わたしなど植物の植え替え程度でひいひいくたびれているというのに。

 

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大きめの鉢に植え替えたところ。雑だが。根っこをほぐして分散させて植えた。前述の通りひょろなよなため、あたかもぐったりとしているように見える。いやぐったりしているのか?植え替えに耐えられず全滅したらどうし…(ファーストシーズン参照)。それでもいくらかは生き残ることを期待しよう。どちらにせよ、あのままでは全員元気に育つことなどできなかったのだから。

 

おまけ

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ベランダ作業を終えて室内に戻ったところでガツンとぶつかって苔の鉢をひっくり返してしまった。まったく。